38」樹木の移植

 敷地が広いので我が家には沢山の植物が植えられている。その全てを移植できないので、一部の樹木は業者にお願いすることととし、その他いくつかを自分で選んで移植することとした。
 その中に山椒がある。実は山椒は移植に向かなくて根を傷つけると枯れてしまうらしい、ということは事前にわかっているのである、がしかし、結局のところ伐採してしまうのだから、自分でできる限りの事をして、枯れたら仕方がない、という方針で臨むことにした。
 人間と異なり樹木は伐採・移植してもまた、枝葉・根を伸ばし再生能力は強い。それでも、強剪定で枯れてしまう樹木もたくさんある。結局のところ移植はリスクを伴う作業であることは間違いない。
 実は花が咲くのに実がならない山椒があるのにある時気がついた。これは何だろう、と思って調べてみると、なんと、山椒は雄株と雌株がある、ということがわかりちょっとびっくりである。山椒の雄花を摘んで佃煮にすると美味なのである。是非ともとっておきたい、と思った次第である。
 写真は掘り出した雄株の山椒の切断した根である。一番太いもので5cmくらいある。移植に弱い山椒のこんな太い根を切り落とす、なんと無謀なことか、春には芽が出ないだろうなぁ。まあ、仕方のないことである。
 枯れたらごめんなさい。
 合掌。

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