11」資金調達 その1

資金調達にかかった時間はおよそ三ヶ月。過ぎてしまえばあっという間であったが、実際のところはなかなか進まないというのが実感であった。30年間の会社員時代にいろいろなことを経験してきたので、久しぶりの営業活動にちょっとワクワクドキドキ。でも融資の営業はしたことないのでさてどうなることか。お金を借りられなければこの話は振り出しに戻ってしまうので、心に熱いものを持ちとっても気合いを入れて、でも、表向きはクールに冷静に。スーツ&ネクタイに身を固め、電話でアポが取れた金融機関を訪問。楽しい気持ちで訪問しよう。仕事は楽しく、ね。
地元金融機関のほとんどすべてを網羅するつもりでまずは電話アタック。アポが取れたところから、いざ訪問。
実は、今はタイミングがとっても悪い。「かぼちゃの馬車」に端を発した不動産融資の関係で金融機関のいろいろな闇の部分があぶり出され、各金融機関がこぞって融資に慎重になっている(と、言われている)。もちろん、金融庁からのお達しもある(ようだ)。個人に融資、となるとなおさらだ。こちとら「いちげんさん」なので、何処の馬の骨ともわからないお取引実績の無い人に、果たしてお金を貸すところがあるのだろうか。そう思う気持ちの中で、一方では、「いや、必ずわかってくれる人がいる、わかってくれるところがある」、と自分の心に強く言い聞かせている。
大丈夫。まずは行動しよう、動かなければ可能性はないのだから。

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