
持っているもの、使っているものとの別れは寂しいものである。私は特にものに愛着を人一倍感じてしまうので、なかなか別れることができず、部屋が「ゴミ屋敷」になってしまう傾向にある。その原因は私の親に由来する。親の世代(昭和一桁世代)はお金がない、ものがない、と言う時代に生きてきているので、お金は使わない、物は捨てない、のである。それを見て育っているので、私もものを捨てられないのである。
しかし今はよほどのものでない限り、いらなくなったら処分し必要になったら購入する、その方が経済的なのである。何より保管する場所がない。
話を車に戻そう。車を持つ人には二種類あると考えている。ほとんどの人は道具として購入する。経済的でたくさん人が乗れて荷物が積めて、故障ぜず快適に移動できる。そんな理由が主で購入する。
もう一つの人種は趣味(実益も兼ねる)として所有する、と言う人種である。乗りごごちが悪い、荷物が積めない、燃費が悪い、直ぐ壊れるなどたくさんの欠点があるけれど、ある部分で特別な特徴を持ち、とても個性的で、それに魅力を感じ所有していることに喜びを感じる人である。カーマニアと言われる人種、私もその一人である。