46」ルバーブ

 ルバーブという野菜をご存知だろうか。八百屋やスーパーではほとんど見かけない。多年草で冬には地上部は枯れてしまうが、春には元気に芽を出す。株が大きくなると、新しい芽がたくさん出て食用の茎が細くなってしまうので株分けする。
 ルバーブの歴史は古く、紀元前の中国や古代ギリシャでも栽培されていた記録があるらしい。
 葉は有毒のシュウ酸が多く食べられず、食用に供するのはシュウ酸の少ない茎(正しくは葉柄)の部分で、主に、ジャムやパイ、ケーキなどに用いる。
 茎はセロリのように硬いのだけれど加熱するととろけてしまうのがとても不思議。我が家はもっぱら、ジャムである。砂糖・白ワインを加えて作ると、酸味の効いた深い味わいで、まさに大人のジャム、という感じで、甘いだけの他のジャムと異なり、美味しい。

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